3.2漏電ブレーカ交換

場所(Aタイプ)

子(配電)ブレーカ位置
1  100v
照明:台所、ユーティリティ、洋室2
コンセント:洋室2、冷蔵庫
3  100v
照明:居間、便所、浴室、玄関、洗面所
5  100v
クーラーコンセント:洋室1、和室
2  100v
照明:食堂、洋室1、和室
コンセント:食堂、洋室1、和室
4  100v
コンセント:台所、ユーティリティ
6  200v
クーラーコンセント:リビングルーム


漏電ブレーカ(メインブレーカ)からの子(配電)ブレーカへの配線色
子ブレーカ1、3、5 赤(L1)、白(N)の100v
子ブレーカ2、4   黒(L2)、白(N)の100v
子ブレーカ6     赤(L1)、黒(L2)の200v
なお、L1、L2、Nなどはメインブレーカ出力端子部の記載名称。
ニュートラル(アース系)は白ケーブルだ。



現象
子ブレーカ2,4に接続される電気機器(食堂の照明、ボイラー、洗濯機など)が使えない。
なお、6はリビングのエアコンで季節的に使用していなかった。

テスターで子ブレーカ入力電圧を測ると赤、白間の電圧は100vだが、黒、白間は0v。
メインブレーカと漏電ブレーカ間の黒ケーブルを触ると黒、白間で電圧が100vになる(食堂照明が点灯)ことがある。

対応
東電さんをコール。
東電さんが調査したところ漏電ブレーカに問題がある。漏電ブレーカの黒線入力は来ているが、黒線出力は無い。
しかし、東電の保守エリアはメインブレーカの出力端子までなので、漏電ブレーカは東電さんで対応できないとのこと。
漏電ブレーカの設計寿命は13年なんだという。もちろん99%のものは30年以上持つのだろう。

仮処置として港南台ロイヤルで電力線のジョイントを購入し、メインと子(配電)ブレーカの黒線を直結することにした。

メインから子(配電)ブレーカまで届く長い電線を購入しなかったのは電力線の加工が難しいため。(工具が必要)
漏電ブレーカへの接続は被覆を剥いただけの裸線だが、子ブレーカへの接続はワッカ状のねじ端子が付いているのだ。
写真では安全のため、ジョイント部にビニールテープを巻いている。


漏電ブレーカの手配
現状の漏電ブレーカは松下電工 BJ3−30−37(製造中止型名)仕様:単相3線式、200v、定格感度電流30mA。
パナソニック電工のWEBカタログから互換性がある現製品は型名 BJJ33030。(単相3線式、100/200v、定格感度電流30mA)
仕様が同じ漏電ブレーカなら何でも良いが、器機取り付けネジ穴位置などが同じであろうパナソニック製を購入することにした。(結果:ネジ穴位置は少し違っていた)

通販で購入。
GoogleでBJJ33030を検索し、通販で購入。 機器(BJJ33030)3800円+送料600円=総額4400円

交換しOK。
購入した漏電ブレーカの配電盤への取り付けネジは2つあるが、ネジ穴位置が、微妙に違っていたので一つしか取付けなかった(取付けられなかった)。
取り付けネジは一つだがケーブルが太く頑丈なので位置ずれは起きないことを確認した。
作業時はメインブレーカを落として作業すること。
赤、白、黒の電線は元通りにつける。
ネジはしっかり取り付ける。ネジ締め付けが甘いと、後日に発熱や抵抗増で機器異常になるので、2度締め(一度締めてから、確認を含めもう一度締める)した。


BJJ33030は衝撃波不作動型だ。衝撃波は何を意味するか分からないが、作動したほうが良いのだろうから次回は作動型にしよう。


なお、私は第2種電気工事士を持っています。